【ヒューマンズ】まるで人間…、高機能ロボットと周囲の人間の物語。

ヒューマンズとは?気になるその内容

テクノロジーが今よりずっと進化した時代に現れた、人間に近いロボット。そんなロボットが人間社会に入ってきたら、貴方はどんな感情を抱くのでしょうか。
例えば、職場で共に仕事をしたり、学校で教師として教壇に上がっていたり、あるいは食堂や職員室で仕事をしていたり。もしかしたら幼稚園の先生として仕事をしていたり、街中でティッシュ配りなどをしていたりする姿が目についたり。家では家事や留守を任せたり、介護が必要な家庭では手助けして貰ったりする事が当たり前になったら何を思いますか?人間の働き口が減ってしまう!とか、ロボットはロボットで、人間は人間で出来ることを分担するようになるだけだとか様々な気持ちになると思います。何だかんだで人間の職が失われるということは無いんじゃないかなとも思う人も居るでしょう。

では、関係性はどうなるのでしょうか。家族や友達になれるでしょうか?ロボットに恋をするようになるでしょうか?そしてロボットは人間と触れ合う中で何を学んでいくのでしょうか?何を思っているのでしょうか?人間との接し方?あるいは感情表現?彼らと人間は良い関係を築けるのでしょうか、それとも既に自我を持っていて、こき使う人間を嫌っているから、いつか報復しようと思っているのでしょうか…?

これらの事を語りかけてくる海外ドラマがあります。「ヒューマンズ」というイギリスのドラマです。このドラマの世界は人間とロボットの境が曖昧になっているのです。

ロボットたちは「シンス」と呼ばれ、様々な職場や家庭などで人間と共に仕事をするので忙しい人たちにとっての必需品となってきました。
傍から見れば人間そっくりなロボットですが、やはり機械なので仕草や感情表現はどこか無機質さと、ある種の不気味さを感じさせてきます(そんな不気味さを演じる俳優さんたちの演技力にも脱帽するところがあります)。
その姿に否定的な感情を抱くようになる人や、それでも家族として接する人と様々な人間の心理描写が見て取れます。そして、機械であるため本来感情など持ち合わせていないはずの「シンス」。しかし彼らのしぐさを見ていくうちにふと思ってしまいます。本当に感情というものが無いのでしょうか。あるいは何か理由があって意識のないフリをしているのでは…と、見ていくうちに目が離せなくなっていきます。

人間の代わりに労働するようになったロボットが次第に何かしらの感情を抱き、時に反乱したり時に共存しあったりと、SFモノでは定番かと思われますが、この「ヒューマンズ」はテクノロジー技術が飛躍したとはいえ、我々が生きている時代とかけ離れていない時代の建物や景色を表しているのもあって、もしかしたらこれから少し進んだ未来で実際に起こりうる事なのではないかと思わせてくるような、少し不気味で、それでもどこか感情移入してしまう現実的な雰囲気を出しています。
また、人間対ロボットだけではなく、ロボットが身近に居ることで起こる人間関係の化学反応も見どころです。

「シンス」と彼らを取り巻く人間たち

「ヒューマンズ」は、ロボットである「シンス」と、彼らを取り巻く人間たちの物語を様々な視点から見せてくれます。そこで気になる登場人物の紹介です。

【ホーキンス家】
・アニータ (ジェンマ・チャン)
ホーキンス家の家事手伝いとして購入された黒髪の美しい女性型「シンス」。普段の振る舞いは普通のロボットのようですが、子供の前では少し思い入れがあるような行動を取ります。
また、ホーキンス家に来る前はミアと呼ばれていた時もあったようで…。

・ジョー(トム・グッドマン・ヒル)
ホーキンス家の父親。仕事と家事が苦になり家事手伝いとしてアニータを購入。購入後はアニータに助けられている為か、彼女を気に入っている様子です。

・ローラ(キャサリン・パーキンソン)
ホーキンス家の母親。弁護士を務めているので家を出がち。「シンス」の購入に反対していましたが、しぶしぶ了承。しかし、アニータの行動がどこか普通のロボットとは思えなくなったようで、不信感や不安な感情を抱くようになります。

・マティ(ルーシー・カーレス)
ホーキンス家の長女。どこか冷めているけれど学校一の秀才。「シンス」に対して良い感情を持っていない様子です。

・トビー(テオ・スティーブンソン)
ホーキンス家の長男。思春期の為か、年頃の青年らしく美しい女性型「シンス」のアニータに魅力を感じているようです。

・ソフィ(ピクシー・デイヴィズ)
ホーキンス家の末っ子。天真爛漫な少女で甘えん坊。仕事で忙しい母親の代わりに遊んでくれるアニータを大変気に入っている様子です。そんなアニータも、ソフィに対して何か思うところがあるような不可解な行動を取ります。

【ミリガン博士とその周辺】
・ミリガン博士(ウィリアム・ハート)
かつて「シンス」の開発に携わっており、現在は二体の「シンス」と共に暮らしている隠居中の博士。旧型シンスであるオディを息子同然に可愛がっていますが、彼の機能が低下してきている事で処分するか悩んでいきます。

・オディ(ウィル・テューダー)
旧型シンス。博士から人間のように愛情を受けていますが、機能が低下してきているため日に日に壊れていきます。

・ベラ(レベッカ・フロント)
オディの代わりに博士の世話をすることになった中年女性型の「シンス」。

【レオと仲間のシンスたち】
・レオ(コリン・モーガン)
かつてミア(アニータ)を含む他の「シンス」と暮らしていた男性。少々人間不信である様子。ある日仲間たちを拉致されてしまい、彼らを取り返そうと必死で捜索をしています。

・マックス(アイヴァン・ジェレマイア)
レオと共に仲間を救おうと行動する男性型「シンス」。意識を持っているのか、仲間想いで彼らを気に掛ける様子が伺えます。

・ニスカ(エミリー・バーリントン)
意識を持った女性型「シンス」。かつてレオを含む仲間と暮らしていましたが、現在は風俗店で働いています。

【その他の人々】
・ホブ(ダニー・ウェブ)
「シンス」の研究に携わっている男性。意識を持った「シンス」を追いかけているようです。

・ピート(ニール・マスケル)
「シンス」を嫌っている男性刑事。とある事件に関わっていきます。

…登場人物は少なくありませんが、皆それぞれのキャラクターがハッキリしているので混乱することはないと思います。また、「シンス」に対して不信感を持つ視線、家族同様の愛情を向ける視線、仲間として見ている視線など様々な点から物語を綴っているので、見ている側はどこかに共感したり、関係性に思わず涙を流してしまったりと、どこかしら惹かれる要素があると思います(上記では主にシーズン1で活躍する登場人物を紹介しています)。

 

人とロボットの織りなす物語は、huluプレミア配信です!

人とロボットの境界線が曖昧になってきている世界観、様々な人間関係、そこから生まれる多彩で綿密な心理描写。人間そっくりのロボットが社会に溶け込むなんて遠い未来の話のようだけど、もしかしたら近い将来に同じような事が起こるかもしれない…、それほど現実的な描写が多く、視聴中「わかる」なんてつい思ってしまうこともあるでしょう。人間とロボットの家族愛、仲間愛に思わず涙する事もあるでしょう。人によっては「人間なんて…」と思わず過激な感情が芽生えてしまうかも…!

そんな「ヒューマンズ」、実はhuluプレミアオリジナルコンテンツなのでシーズン2まで配信されています。「huluって無料体験期間2週間だけだったような…」とか「よほど海外作品が好きじゃないと持て余しそうだな…」と思われるかもしれません。しかし、huluプレミアは「海外で人気の作品をいち早くチェックできる」利点もあり、「ヒューマンズ」は1シーズン全8話でおよそ47分という時間なので、おためし体験期間中でも夏休みなどの連休期間で時間がたっぷりある人は追いかけることができます。というより、気になって追いかけるなら今のうちだと思います。

意識を持ったロボットと人間の共存は必要なのか。それとも彼らはいずれ争う運命にあるのか…、人類はどうなるのか、これから物語がどうやって動いていくのか、huluプレミアで是非ご覧ください。