スリルとサスペンスのクリミナル・マインド/FBI vs. 異常犯罪

クリミナルマインドとは

2005年9月にアメリカCBSにて放送開始した長期人気シリーズドラマです。2018年5月にシリーズ14作目の制作が決定されました。FBI内の特別組織、BAU行動分析科の捜査官たちがアメリカ各地でおこる凶悪犯罪に対峙しプロファイリングによって事件を解決に導くストーリーです。

全米各地で警察がお手上げ状態の難解事件、凶悪連続殺人事件、異常犯罪などが起こるとBAUが捜査の依頼を受けます。バージニア州クワンティコのオフィスより専用ジェットで現地へ向かいます。ほとんどが一話完結ですが、BAU捜査官が巻き込まれる事件やターゲットとして狙われる事件は二、三回に渡ることが多いです。

ストーリー内容は凝ったものが多く、クライマックスまで犯人が分からない視聴者参加型の推理回、最初に事件シーンが映し出され捜査官たちが、過去のデータや経験から犯人像を推測、現地警察と協力し現場から事件の糸口を見つけ出し徐々に犯人を絞り込み追い詰めていく回なども楽しめます。主役はプロファイリング専門捜査官ですから犯人との駆け引きや過去の犯罪データからの分析を駆使した頭脳戦がメインですが、状況によっては突入隊に加わり潜伏先に突入する回や、おとりとなって潜入する回もあり、ハードボイルドな警察ドラマのようなスリルを味わえる回もあります。

凶悪事件を扱う回が多く残忍な事件や救いようのない悲惨な結末を迎える後味の悪さを覚える回も多々あります。そういう時はやはり、フィクションでよかったと心から思います。しかし、BAU捜査官たちにとってはフィクションではなく、事件を目の当たりにした影響は悪夢として彼らを苦しめます。初期のストーリーの中で印象的だったのは、捜査官の中で一番若いリードが悪夢のことを親しくなったモーガンに打ち明けると、モーガンはギデオンに相談しろと一言。それは、一番年長者のギデオンにも経験があり、モーガン自身もギデオンに相談したことがあるということが暗喩されているシーンでした。

シリーズ全体を通しての見どころといえば、魅力的な登場人物たちです。初期はメンバーの半分以上が20代から30代という年齢で男女とも見た目もモデルや俳優のようで華やかです。10年以上続くシリーズですから、若い捜査官たちが、年を重ねていき心の葛藤や自身の問題を克服し成長していき、深みを増していく様子を楽しめます。最初はぎこちないチーム間のやり取りが、回を重ねるごとに親密になっていくことに気づくこともまた楽しみの一つです。

初期チームメンバー(シリーズ3初登場まで)を簡単にご紹介

ジェイソン・ギデオン(マンディ・パティンキン)
1982年からBAUに配属のアラフィフ、ベテランプロファイラーです。BAU創設者の一人であるロッシに高い洞察力を見込まれBAUの捜査官になりました。操作にのめりこむと周りが見えなくなることもしばしばで、ガルシアのお城というべき彼女の専用オフィスを乗っ取ってしまい、機嫌を損なうガルシアにホッチナーが二人の仲を取り持とうとしますが、本人はまったくの自覚なしでした。年齢的にも他のプロファイラーの父親的存在ですが、エルにパパと呼ばれそれを拒否するシーンもありました。優しい性格で時には犯人に感情移入することもあります。

アーロン・ホッチナー(トーマス・ギブソン)
BAUの係長(Unit Chief)兼渉外担当官)。チームのリーダー的存在で、広報役としてマスコミの前に立つ役割も持っています。他の捜査官にはホッチと呼ばれています。熟練のプロファイラーで銃の扱いも得意です。絶体絶命の境地で足元に隠し持っていた銃に命を救われた回もありました。生真面目でいつでも冷静沈着なイメージがあります。彼を怒らせるのは相当のことをしないと無理でしょう。シーズン1では唯一の家族持ちと言われていました。チームにとってはなくてはならない存在で、彼がいない前半、捜査が進まず現場に焦りの色が見え始めた矢先、華麗に登場、あっという間に事件を解決に導くといったエピソードもありました。

デレク・モーガン(シェマー・ムーア)
チームの頼れる兄的存在のアラサーマッチョです。もともと爆弾処理班に所属、犯人の潜伏先への突入などは先陣を切って突入するなど行動面での活躍が多いです。情に厚く、被害者の境遇に親身に寄り添う姿に好感が持てます。ガルシアをベイビーちゃんと呼び仕事中でも二人の会話はジョークに満ちています。チームのムードメーカー的な役割をもち、悩んでいるメンバーがいるとそれを見抜き真っ先に声をかけいたわります。

エル・グリーナウェイ(ローラ・グラウディーニ)
野心的で見た目の印象も相まってとがった感じの美しい女性です。幼いころ殉職した父親と喧嘩別れしてしまったトラウマを抱え悩み苦しんでいます。徐々にチームの面々とも打ち解けていきます。オフにモーガンとビーチで水着姿、おそらくデートだったところを仕事で呼び出されうんざりしたシーンが印象的でした。

Dr.スペンサー・リード(マシュー・グレイ・ギュブラー)
IQ187の天才捜査官、一度目を通した資料は忘れない。速読も得意で山のような分厚い資料を瞬時に読み解くシーンが印象的です。大学は飛び級で卒業。20代半ばと見た目も若く、現場の警察官に軽く見られないように「Dr.」とギデオンに紹介され、以後自分でもそう名乗るようになります。初期は銃の扱いが苦手、空気が読めないなど捜査官としても頼りない印象もありましたが、徐々に克服していく努力家です。年齢の近いJJやモーガンと仲がよく助けられるシーンもしばしばあります。

ジェニファー・ジャロウ(A・J・クック)
JJの愛称で呼ばれています。連絡調整及び渉外担当していました。最初のうちはガルシアと二人オフィスに残りガルシアのサポートなどをするシーンもありましたが、チームと共に現地へ向かうシーンが徐々に増えていきます。一時期チームから離れていましたが、プロファイラーとなる決意をし、BAUに戻ります。

ペネロープ・ガルシア(カーステン・ヴァングスネス)
テクニカルアナリスト、PC技術を駆使し事件解決のための情報を導き出す役割をもっています。外見もかなり個性的で奇抜なファッションを好みます。両親の事故死から心を閉ざし、クラッキングをしていたところを当時捜査官だったホッチに逮捕され、収監かFBIに就職か2択を迫られて、その場にあったピンクの紙に履歴書を書いて渡すという彼女らしいエピソードがあります。特にモーガンと仲が良く、仕事中でも独特のユニークな話し方はかわりません。

デヴィッド・ロッシ(ジョー・マンテーニャ)
通称「伝説のプロファイラー」BAU創設メンバーの一人で登場時アラフィフでした。イタリア系アメリカンでパスタやピッツァの腕前はプロ級、豪邸に住み、JJの結婚式には自宅の広い庭を提供しています。10年ぶりの復帰ということで彼のいた個人捜査重視の時代とは一変して、協力操作型の形式になじめず現場を混乱させることもありました。離婚は3回しており家族がいたエピソードなども後にでてきます。

エミリー・プレンティス(パジェット・ブリュースター)
外交官の母をもつおかげで様々な国に滞在した経験がある女性捜査官です。スペイン語とアラビア語を得意とします。以前は国際刑事警察機構に所属、それに関してチームや自身を巻き込む大きな事件が発生、チームの転機となります。チーム内では女性ながらモーガンとともに現場に突入することもしばしば、能力的にはホッチに引けを取らないまとめ役としても十分な素質をもっています。

ご視聴はhuluがお勧めです

クリミナルマインドシリーズの視聴には動画サイトはhuluがお勧めです。一話完結ストーリーが多いですが、出演する捜査官たちの成長を見守るうえではやはり一話からの視聴がおすすめです。チームメンバーも役者さんのリアル諸事情などで入れ替わりがかなり多いシリーズですので、気がついたらお気に入りの捜査官がやめていたなんてこともあり得ます。動画サイトはhuluなら一話から、空いた時間をつかって視聴が可能ですし、楽しみにしていたストーリーを見逃してしまったなんてこともありませんよ。